ストレス関連疾患について
ストレスのない人間はいません.人間には社会生活を送って行く上で常に様々なストレスが降りかかってきます.しかし,通常は個人的要因(生活行動や体験から身につける個人のストレス耐性など)やストレス緩衝要因(家族のサポート,職場であれば上司・同僚のサポートなどの社会的支援)により,通常のストレスには負けないで生活をすることができます.しかし,降りかかるストレスがあまりにも大きい場合,個人のストレス耐性が未熟な場合,社会的支援が少ない場合にはストレスに負けてしまい「ストレス反応」として様々な精神的・身体的症状が出現します.精神的反応として不安感や抑うつ感,身体的反応として疲労感や不眠症状などが認められます.この「ストレス反応」の時期に適切な対処行動を行わないと,問題行動を起こすようになってしまったり,ストレス関連疾患を発症してくることになります.ストレス関連疾患の予防のポイントは,まず,原因となるストレスを軽減する.そして,個人のストレス耐性を強化させる.社会的支援を充実させる.この3つとなります.
by hrnnobu357 | 2015-03-01 18:00