腰痛とその予防について

平成27年における業務上疾病の発生件数は7,368件で,そのうち腰痛は4,550件(非災害性含む)と6割以上を占めています.
腰痛の発生要因には下記のようなものがあり,それぞれの要因に対し作業環境管理,作業管理,健康管理,衛生教育の観点から対策を講ずる必要があります.

<腰痛の要因>
□動作要因(作業に要因)
 重量物を頻繁に持ち上げる
 重量物を押したり引いたりするなどの重量物の取り扱いに関すること
 腰を深く曲げる,腰をひねったりすることが多い
 急激な姿勢の変換
 長時間同じ姿勢で仕事をするなどの作業動作や作業姿勢に関すること
□環境要因(作業環境に要因)
 身体が長い間寒冷にさらされる
 車輌運転などの全身振動に長時間さらされる
 職場が乱雑であり安全な移動が困難である
 作業場の足もとの照明が暗くて安全の確認がしにくい
 作業床面が滑りやすい
□個人的要因(労働者に要因)
 年齢,性別,体格,筋力
 腰椎椎間板ヘルニアや骨粗しょう症などの既往症または基礎疾患の有無
□その他
 職場の対人ストレスに代表される心理的・社会的要因や過度な精神的緊張など

<腰痛の予防対策>
□作業負担の軽減(自動化・機械化)
□作業方法, 作業姿勢の適正化
 (中腰,ひねり,前屈などの不自然な姿勢をとらない,立位・座位などにおいて
 同一姿勢を長時間とらないようにすることなど)
□作業時間,作業量,休憩の適正化
 (横になって安静を保てる十分な広さの休憩施設を設ける)
□作業しやすい衣服や靴,腰部保護ベルトなどの適切な補装具の使用
□温度、照明,作業床面,作業空間,設備の配置などを適切にする作業環境管理
□健康診断とその結果に基づく事後措置(生活習慣病予防),腰痛健康診断
□腰痛予防体操や強化運動,ストレッチなど
□衛生教育の充実
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by hrnnobu357 | 2016-11-04 19:00  

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