睡眠不足と健康障害について

米国の調査では1日7〜8時間の睡眠が最も死亡率が低いとされています.睡眠時間が6時間未満では,狭心症や心筋梗塞の有病率が高く,5時間以下では,脳・心臓疾患の発症率が高くなります.睡眠不足は肥満,高血圧,糖尿病,脂質異常症などの生活習慣病の発症に関わり,その結果,動脈硬化が進行し脳・心臓疾患の発症をきたします.また,睡眠不足が続くと不安・抑うつ傾向が強まり,精神機能の低下による鬱病などの精神疾患の発症や免疫機能の低下による感染症の発症,ヒューマンエラーの発生にもつながります.こうしたことから,睡眠時間の確保は健康的に生活する上で非常に大切であり,労働者も十分に気をつける必要があります.

<健康づくりのための睡眠指針2014 〜睡眠12箇条〜>
1.良い睡眠で,からだもこころも健康に.
 ・良い睡眠でからだの健康づくり                      
 ・良い睡眠でこころの健康づくり
 ・良い睡眠で事故防止
2.適度な運動,しっかり朝食,ねむりとめざめのメリハリを.
 ・定期的な運動や規則正しい食生活は良い睡眠をもたらす
 ・朝食はからだとこころのめざめに重要
 ・睡眠薬代わりの寝酒は睡眠を悪くする
 ・就寝前の喫煙やカフェイン摂取を避ける
3.良い睡眠は,生活習慣病予防につながります.
 ・睡眠不足や不眠は生活習慣病の危険を高める  
 ・睡眠時無呼吸は生活習慣病の原因になる    
 ・肥満は睡眠時無呼吸のもと
4.睡眠による休養感は,こころの健康に重要です.
 ・眠れない,睡眠による休養感が得られない場合,こころのSOSの場合あり
 ・睡眠による休養感がなく日中もつらい場合,うつ病の可能性も
5.年齢や季節に応じて,ひるまの眠気で困らない程度の睡眠を.
 ・必要な睡眠時間は人それぞれ
 ・睡眠時間は加齢で徐々に短縮
 ・年をとると朝方化,男性でより顕著
 ・日中の眠気で困らない程度の自然な睡眠が一番
6.良い睡眠のためには,環境づくりも重要です.
 ・自分にあったリラックス法が眠りへの心身の準備となる
 ・自分の睡眠に適した環境づくり
7.若年世代は夜更かし避けて,体内時計のリズムを保つ.
 ・子どもには規則正しい生活を
 ・休日に遅くまで寝床で過ごすと夜型化を促進
 ・朝目が覚めたら日光を取り入れる
 ・夜更かしは睡眠を悪くする
8.勤労世代の疲労回復・能率アップに,毎日十分な睡眠を.
 ・日中の眠気が睡眠不足のサイン
 ・睡眠不足は結果的に仕事の能率を低下させる
 ・睡眠不足が蓄積すると回復に時間がかかる
 ・午後の短い昼寝で眠気をやり過ごし能率改善
9.熟年世代は朝晩メリハリ,ひるまに適度な運動で良い睡眠.
 ・寝床で長く過ごし過ぎると熟睡感が減る
 ・年齢にあった睡眠時間を大きく超えない習慣を
 ・適度な運動は睡眠を促進
10.眠くなってから寝床に入り,起きる時刻は遅らせない.
 ・眠たくなってから寝床に就く,就床時刻にこだわりすぎない
 ・眠ろうとする意気込みが頭を冴えさせ寝つきを悪くする
 ・眠りが浅いときは,むしろ積極的に遅寝・早起きに
11.いつもと違う睡眠には,要注意.
 ・睡眠中の激しいいびき・呼吸停止、手足のぴくつき・むずむず感や歯ぎしりは要注意
 ・眠っても日中の眠気や居眠りで困っている場合は専門家に相談
12.眠れない、その苦しみをかかえずに,専門家に相談を.
 ・専門家に相談することが第一歩
 ・薬剤は専門家の指示で使用
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by hrnnobu357 | 2015-02-01 20:00  

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