熱中症について

今年も,これからますます暑くなることが予想され,各職場で熱中症予防対策を推進する必要があります.
職場での熱中症による死亡災害は年間で約20名前後と報告されています.しかし,平成22年は猛暑の影響で例年の2倍以上の47名,平成23年は18名,平成24年は21名,平成25年は30名となっています.発生月は6月から9月にかけて認められ7月・8月に集中しています.業種別には建設業や製造業での発生が目立ちますが,それ以外の業種や屋外作業のみならず屋内作業でも発生をみることから,すべての業種において十分な予防対策が必要です.
熱中症とは,高温多湿な環境下において体内の水分および電解質のバランスが崩れ,身体の調整機能が破綻することにより発症する病気の総称です.
予防の基本は十分な休息とこまめな水分補給につきます.睡眠不足や過度の飲酒,朝食抜き,時間外労働等による疲労の蓄積は熱中症の要因となるため,日ごろから規則正しい生活を心がけることが大切です.また,糖尿病や高血圧症などの基礎疾患の存在は,熱中症の発症に影響を与えるため日頃の健康管理にも注意が必要です.職場においては,WBGT値(暑さ指数)を活用し,値の低減に努めることが予防につながります.
熱中症は命に関わる疾患であると同時に,正しい知識を持って対応することによって予防可能な疾患でもあります.労働者や作業管理者に対し,熱中症に対する衛生教育を繰り返し行うことが重要です.
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by hrnnobu357 | 2014-08-01 20:59  

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