いわゆる「新型うつ病」について

近年,うつ病や躁うつ病などの気分(感情)障害にかかる人が増加しており,こうしたメンタルヘルス不全による休職者数も増加傾向にあります.そして,比較的若い世代の労働者に多くみられる,いわゆる「新型うつ病」が話題となっています.
「新型うつ病」とは,医学的な正式病名ではありません.勤勉で真面目な中高年労働者が無理を重ねた結果発症する典型的な「うつ病」とは異なり,比較的若い労働者に多くみられ,小さな失敗や挫折によって発症し,休職・復職を繰り返すこととなってしまうことから「新型うつ病」や「現代型うつ病」と呼ばれるようになりました.
このような若い労働者に多い「新型うつ病」の原因は,自分にかかる様々なストレッサーへの対処能力が未熟であるためと考えられ,従来の「うつ病」に対する精神療法や抗うつ薬の投与だけでは不十分と言えます.会社での対応としては,十分な信頼関係を構築した上で,単にストレスの原因を取り除くことだけではなく,職場で起こる様々なストレスに対応・順応できるように人格の成熟や自立を促すような対応が必要となります.

<「新型うつ病」にみられる行動・症状>
・困難な状況になると挫折を感じやすく,努力をせずに投げ出したり逃げ出してしまう.
・罪悪感に乏しく「上司が悪い」「会社が悪い」「社会が悪い」と他人や世間を責める.
・言葉や行動での攻撃性が強い.
・プライドが高く,人の評価を極端に気にする.
・会社を欠勤しがちで,特に月曜日や連休明けに多い.
・趣味などの自分の好きな活動領域を持っている.(会社の外では元気) 
・「抑うつ症状」や「死にたい」という気持ちは少なく「だるい」,「疲れる」を訴える.
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by hrnnobu357 | 2013-05-01 23:07  

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