腰痛予防対策について

腰痛は,業務上疾病に占める割合が最も多く疾病全体の約6割となっています.重量物取り扱い作業ばかりではなく,20kg程度の取り扱い作業でも多発することや立ち作業,腰掛け・座り作業,長時間車両運転作業,VDT作業等でも発生することから各業種での腰痛予防対策が必要と言えます.

一般的な腰痛の原因として下記のようなものがあります.

1)腰椎と仙椎を支えている腹筋と背筋のバランスが悪い場合
2)腰椎の前彎を強くする悪い姿勢を長時間または繰り返し続けた場合
3)不意の動作や過大な外力の急激な作用などによって,椎間板や靭帯・筋膜筋肉が耐えきれなくなって障害された場合
4)悪い姿勢や動作,重量物の取り扱いなどにより,腰部に負荷が繰り返し作用した場合
5)骨や椎間板,靭帯に問題がある場合
6)内臓疾患がある場合
7)寒冷,湿度,振動,運動不足,肥満,妊娠,精神的ストレス等の原因がある場合

腰痛を起こす職場の原因としては,環境要因・動作要因・個人要因があります.これらに対し3管理に基づいた対策を進めることが大切です.
 
1)環境要因→作業環境管理
 温度,照明,作業床面・作業空間確保,設備の配置など
2)動作要因→作業管理 
 自動化,作業姿勢,作業標準化(作業時間,作業量,作業方法など),休息・休憩など
3)個人要因→健康管理,衛生教育
 健康診断(配置前健康診断,定期健康診断),基礎疾患の治療,作業前体操,腰痛予防体操,生活習慣の改善,衛生教育など
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by hrnnobu357 | 2012-05-01 18:59  

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