ペットボトル症候群と熱中症予防について

ペットボトル症候群(正式名称:清涼飲料水ケトアシドーシス)とは,継続して清涼飲料水やスポーツドリンクなどを摂取することによっておこる急性の糖尿病です.重症化すると昏睡状態に陥ることもあります.市販されている清涼飲料水の多くには,100mlあたり約10g,スポーツドリンクは約6g程度の糖分が含まれています.500mlのペットボトルであれば,30~50g,2Lのペットボトルであれば120~200gの糖分ということになります.角砂糖40個分,2gのペットシュガー60~100本分に相当します.
熱中症予防のために水分補給は不可欠ですが,その取り方には十分注意が必要です.
「必ず1日2 L以上の水分が必要」とか,「塩分を一緒に摂らないと意味がない」などの情報が氾濫しています.しかし,年齢や基礎疾患の有無,状況に応じた水分補給をする必要があります.高温・炎天下での労働時や激しい運動などで大量の汗をかく時や,下痢や嘔吐,二日酔いなどにより脱水状態にある時などは塩分や糖分を含んだスポーツドリンクを適度に摂取するのも良いと思いますが,基本的には水かお茶(利尿作用のあるカフェインが入っていない麦茶が良い)で十分で,喉が渇く前に少量をこまめに補給するのが理想です.高血圧症や糖尿病,心腎臓疾患がある方は主治医に塩分や水分量を相談することをお勧めします.
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by hrnnobu357 | 2011-08-02 22:18  

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