六月病について

新入学生が5月に体調を崩すことから一般的に知られるようになった「五月病」ですが,最近は,新社会人が6月に同じように体調を崩すことがあり,「六月病」や「新五月病」などと呼ばれています.5月、6月に体調を崩す原因は,知らず知らずのうちに蓄積した身体的疲労や人間関係などのストレスによります.新しい環境で緊張が張り詰めた状況が過ぎ,ホッと一息ついた頃に症状として現れます。心因的反応として、気分が落ち込む、やる気が出ない,集中力が落ちるなど.身体的反応として,眠れない,起きられない,食欲不振などです.「五月病」「六月病」は正式な病名ではなく定義もありません.医学的には,適応障害という疾患に分類され,急激な環境の変化についていけない状態を示します.そのため,新入社員に限らず中堅社員,管理監督社員にも起こる可能性があり,時期的にも5月や6月だけではなく,夏休みや正月休み明け,転職後,配置転換後,引っ越し後などでも起こることがあります.こうしたことから,セルフケア教育やコミュニケーショントレーニングは,新入社員だけではなく階層別に全社員を対象に定期的に行うことが望ましく,さらに,管理監督者を対象にメンタルヘルスマネジメント教育を行うことが大切です.もし,適応障害などの症状を認める社員がいれば,速やかに産業医面談を行い,必要であれば専門機関へ紹介となります.
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by hrnnobu357 | 2011-06-01 21:25  

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